シンポジウム2011

第4回 科学技術におけるロボット教育シンポジウム

概要

本シンポジウムは、WRO Japanの目的に沿い、特に小中高校生向けに自律型ロボットを使った科学技術教育の実践を行っている指導者、支援者のための情報発信、発表および情報交換、交流の場とし、指導者の増加と指導者の実践力のレベルアップを目指します。主に小中高校の教員、指導者を対象とし、さらに小中高校生および教員を支援する高専、専門学校、大学、科学館、企業、NPO等、また社会教育の一環としての実践企業、団体による活発な活動の広がりを目指します。

開催概要

主催

NPO法人WRO Japan

共催

WRO Japan実行委員会

目的

教育現場、人材育成現場で実践されているロボットを活用した教育内容、手法等の発表、受講機会を設け、教員・指導者同士の交流の場を提供する

開催日

2011年7月23日(土)

会場

科学技術館 [ 交通案内 ]

参加者

小中高校の教員、およびそれらをサポートする機関(大学、科学館等)また人材育成として取り組んでいる機関(企業、NPO等)

内容

ロボットを活用した教育カリキュラム、体制、手法等。基調講演(調整中)、各現場における教育実践内容発表、交流ワークショップ
終了後、会場近隣にて懇親会あり(有料、希望者のみ)申込フォームにて参加を申し込まれた方には、別途ご案内を差し上げます。

出 版

論文集(書籍、CD)を発行する

参加費

一般2,500円
NPO法人WRO Japan会員(参加費:1,500円)
学生(参加費:1,000円)

参加までの流れ

発表申込締切日:2011年6月30日(木)17:00必着
発表原稿閉切日:2011年7月11日(月)17:00必着
参加者募集期間:2011年3月1日-7月18日(月)

当日スケジュール

9:20受付開始
9:45開会式
9:50基調講演
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
教授  久保田 孝
ロボット探査機「はやぶさ」の挑戦
10:50基調講演終了・休憩
【午前の発表】
11:00浅利 玲那 
横浜市での地域ロボットコンテスト活動
11:20横井 尚子 
指導者育成から普及をめざす技術者コミュニティの活動
11:40林  辰憲 
NPO法人と行政との協働によるロボット教育の実践について
12:00石井 雅樹 
挑戦力を育むロボット教育の実践と秋田県中央地区の取り組み
12:20ランチタイム
ワークショップ
13:10【チームで発想ワークショップ】
発想と発想を実現する技術(テクノロジー)
【午後の発表】
中学校(第1会議室)小学校・高校(第2会議室)
14:40天井 崇人 
論理的思考力を育む問題解決の提案
ーロボットを活用したプログラムと計測・制御を学習する指導過程ー
中村 享子
自律型ロボットを使った学ぶ楽しさを実感できる授業づくり
15:00糀谷 隆雄 
技術科教育における工夫し創造する能力の育成を目ざした取り組み
冨樫 由朱 
教育用レゴ マインドストームを活用したエネルギー変換を学習する指導過程の提案
15:20鈴木 研二 
技術科教育におけるロボット学習システムの開発
−「安全性」を考えた制御学習−
蓮田 裕一 
マインドストームに用いられるセンサの動作制度と自律型ロボットの製作
15:40福田 哲也 
ロボット教育における「学び」の可能性
ーロボコン世界大会で生徒たちが掴んだものー
16:00小泉 匡弘 
地方小規模中学校におけるレゴ・マインドストームを活用した授業実践
−大学との連携によるアクションリサーチー
16:20閉会式
16:30閉会式終了
17:30懇親会

基調講演

タイトル:「ロボット探査機「はやぶさ」の挑戦」
新しい宇宙探査の幕開け

小惑星や彗星などの小天体は,小さいが故にすぐに冷えて固まったため,宇宙のはじまりの情報をそのまま残していると期待されています.そのため,太陽系内の小天体探査ミッションが盛んに推進されています.STARDUSTミッション(1999年2月打上げ)では,彗星Wild2に接近してその塵を集め,地球に持ち帰りました.2002年に打上げたNASAのDeep Impactミッションでは,2005年7月にテンプル1彗星のフライバイ時に高速弾丸を打ち込んで,その時の発光などを調べて彗星の性質を調べました.ESAは,Rosetta探査機を打上げ,Wirtanen彗星の探査を行います.彗星核の周りでリモートセンシングを行い,また中心核表面にランダを着陸させその場観測を行う計画です.

日本の宇宙科学研究所(現JAXA)は,2003年5月9日に近地球型小惑星へ向けて探査機「はやぶさ」を打上げました.本MUSES-Cミッションで,世界で初めて小惑星のサンプルリターンを行うべくミッションを遂行しました.2005年11月に小惑星に2回タッチダウンを行い,2010年6月13日に地球に戻ってきました.カプセルの回収およびサンプル採取に成功し,サンプルの詳細な分析を行っています.

MUSES-C探査機「はやぶさ」は工学試験衛星で,電気推進,自律航法誘導,サンプル採取,回収カプセルリエントリの技術の検証を行うことを目的としています.MUSES-Cミッションでは,さまざまな自動化技術やロボティクス技術が用いられています.小惑星にランデブするための画像航法や小惑星表面に安全に確実にタッチダウンするための航法誘導技術,表面のサンプルを採取するための技術などがあります.

小天体の表面を探査するロボットの研究開発も行いました.MINERVAは,宇宙科学研究所(現JAXA)が開発した小天体探査ロボットで,微小重力下でホップしながら移動し,搭載コンピュータと搭載センサを用いて完全自律に探査を行う機能を有しています.残念ながら小惑星表面に着地できませんでしたが,探査機から分離後に,はやぶさ探査機の一部の写真を撮影することに成功,はやぶさ探査機経由で画像データを取得できました.またHKデータなどのデータを取得し,MINERVAの動作の確認をすることができました.

 本講演会では,「はやぶさ」のミッション目的,機能,開発経緯,運用など「はやぶさ」の全貌を紹介します.特に,「はやぶさ」に用いられた最新のロボティクス技術を中心に,数々の試練をどのように克服してきたかについて解説します. また,今後のロボット探査計画について紹介します.

久保田 孝氏 / 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授

●講師プロフィール
1986年東京大学電子工学科卒業.1991年東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻博士課程修了.工学博士.その後,富士通研究所研究員を経て,1993年文部省宇宙科学研究所入所,現在,宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所宇宙探査工学研究系教授.同機構,月惑星探査グループ特有バスグループ長.東京大学大学院工学系研究科教授併任.1997年〜1998年米国NASAジェット推進研究所客員科学者.はやぶさプロジェクトの航法誘導担当.

●研究分野
宇宙ロボティクス,月惑星探査ロボット,自律航法誘導,宇宙人工知能

ワークショップ

【チームで発想ワークショップ】
テーマ:発想と発想を実現する技術(テクノロジー)

松原 拓也 (有)ニコ 取締役   ロボジョイくらぶ ロボジョイ・マイスター
  著書:「LEGO MINDSTORMS NXT グレーブック~プログラムノツヅラ」
  (毎日コミュニケーションズ) 

五十川 芳仁 イソガワスタジオ(株) 代表取締役   ロボジョイくらぶ ロボジョイ・マイスター
  著書:「The LEGO Technic Idea Book」(No Starch Press)
  「ブロックで作るキカイの本」(毎日コミュニケーションズ)
  「LEGO MindStorms NXT オレンジブック」(毎日コミュニケーションズ)

発表者および題目一覧

五十音順・敬称略

発 表 者
[ 所   属 ]
発表題目
天井 崇人
埼玉大学教育学部
論理的思考力を育む問題解決の提案
-ロボットを活用したプログラムと計測・制御を学習する指導過程-
浅利 玲那
NPO法人ヨコハマ
Robot Science
横浜市での地域ロボットコンテスト活動
石井 雅樹
秋田県立大学
挑戦力を育むロボット教育の実践と秋田県中央地区の取り組み
小泉 匡弘
南富良野町立
南富良野中学校
地方小規模中学校におけるレゴ・マインドストームを活用した授業実践
-大学との連携によるアクションリサーチ-
糀谷 隆雄
宇都宮市立
星が丘中学校
技術科教育における工夫し創造する能力の育成を目ざした取り組み
鈴木 研二
宇都宮大学大学院
技術科教育におけるロボット学習システムの開発
-「安全性」を考えた制御学習-
冨樫 由朱
新発田市立
東豊小学校
教育用レゴ マインドストームを活用したエネルギー変換を学習する
指導過程の提案
中村 享子
葉山町立
上山口小学校
自律型ロボットを使い、学ぶ楽しさを実感する授業作り
蓮田 裕一
栃木県立
宇都宮工業高等学校
マインドストームに用いられるセンサの動作精度と自律型ロボットの製作
林 辰憲
NPO法人MACH B&F
NPO法人と行政との協働によるロボット教育の実践について
福田 哲也
奈良教育大学
附属中学校
ロボット教育における「学び」の可能性
-ロボコン世界大会で生徒たちが掴んだもの-
横井 尚子
NPO法人組込みソフトウエア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)
指導者育成から普及をめざす技術者コミュニティの活動

第4回 科学技術における国際ロボット教育シンポジウム

◆詳細はこちら>> http://www.wroboto.org/

開催概要

目的

各国の教育現場、人材育成現場で実践されているロボットを活用した教育内容、手法等の発表、 受講機会を設け、教員・指導者同士の交流の場を提供

開催日

2011年11月18日(金)&19日(金)

会場

Abu Dhabi National Exhibition Center

参加者

小中高校の教員、およびそれらをサポートする機関(大学、科学館等)また人材育成として取り組んでいる機関(企業、NPO等)

内容

ロボットを活用した教育メソッドの発表。ロボットを活用した教育カリキュラム、体制、手法等。各現場における教育実践内容発表、交流会等

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